婦人科疾患の主な症状には、腟(ちつ)のかゆみ、おりものの異常、不正出血、骨盤部の痛み、乳房の痛みなどがあります。多くの場合、症状の重さは年齢によって異なります。
婦人科疾患でよくある症状は?
- 月経が強い、月経の量が多い
- 月経不順
- 不正出血
- 帯下(おりもの)
- 外陰部の痒み、痛み、不快感
- 下腹部の不快感、痛み
- 排尿時の不快感・排尿困難・尿漏れ
- 月経前に周期的におこる体調不良
月経前症候群
月経前になると、「イライラする」・「からだの具合が悪くなる」などの症状がよくみられます。排卵から月経開始までの時期に現れる身体的、精神的不快な症状を総じて、「月経前症候群」といいます。治療としては、ピルを飲んでホルモンを調整するなどの方法があります。日頃の症状に合わせて、治療を行いますので、医師にご相談ください。
卵巣腫瘍
卵巣腫瘍は、一般に腫瘍が小さい場合は無症状のことが多く、日常生活に支障はありません。しかし、卵巣腫瘍の付け根部分がねじれること(卵巣腫瘍茎捻転)があり、激しい下腹痛が出現することがあります。同様な症状は卵巣腫瘍の破裂の場合にもみられます。